ひょんなことから駐在員

2013年1月。

フェイスブックに一つのメッセージが。。

「弟の会社がミャンマー支店立ち上げるんだけど、興味ないですか?」

本当にこういうシンプルなメッセージだったと記憶している。

当時大阪で包装資材関連の営業をしており、日夜車に乗り関西全域を走り回っていた。

大学が英米文学専攻ということ、趣味で週末を使った弾丸海外旅行をしていたこと、地元の和歌山のインターナショナルコミュニティに参加していたことということで、僕に声がかかったということである。

当時営業の仕事もそれなりに満足をしており、大口の新規受注も始まったばかりで仕事も軌道に乗ってきたばかりで、週末の旅行や、コミュニティサークルでの活動など本当に満足した生活を送っていたが、

こんなチャンスは二度とないと思い、

「話聞いてみたいです」と返事をした。

2013年から2016年のミャンマー駐在生活はまた別の機会に色々な角度から記したいのだが、ここでどうして自分が駐在員として働くことができたか、と振り返ると【運】としか言いようがない。

よく学生や若い方にどうしたら海外で働けますか?と聞かれるが、海外で働く方法はそんなに難しいことではない。

①現地採用

②海外インターン

③駐在員

①・②は本当にすぐにでも可能性が開くことができる。

①に関しては給料は駐在員に比べては少ないのだが、現地で生活するには十分な給与をもらうこともできることもある。

学生なら②は特権だろう。

ヨーロッパやアメリカ、シンガポールなど日本でもトップ企業が多かったり、現地に優秀な方が多い地域は難しいが、当時のミャンマーや東南アジアやアフリカ諸国であれば、

事務所にいてくれるだけでありがたいという企業も多いかと思う。

そんな中自分が③として駐在員としてミャンマーに赴任できた理由は【運】とちょっとした【行動】だけである。

じゃ、実際【行動】って何をしたのということであるが、前述の【趣味】を全力で楽しんで、SNSに発信していたのみ。

発信といっても楽しい思い出として投稿していただけだ。

意外とこれができていない人がいない。

海外で働きたいのであれば、英語学校に通うことじゃなくて、海外で働いている人に近づく、友達になることだ。

例えば自分の場合は、そのコミュニティに最初に連絡をもらった元JICA協力隊員がいた。その方の弟が働いている会社のミャンマー支店で働くようになった。

例えば今僕と知り合いの方であれば、最低でも①の現地採用であれば数か月以内に紹介ができるだろう(※新型コロナウィルスの今は難しいが)。

また③の駐在員のお話は①の現地採用をステップとして次の転職の材料としても十分に使えるはずだ。

例えば現在転職を考えていて、海外で駐在員として働いてみたいけれど実績もないし、実力もないと思う25歳がいたとすると、

僕なら間違いなく、①の現地採用で2年程飛び込み、27歳で駐在員を募集している企業に転職活動をする。

これ、シンプルな方程式なんだけど、やりたいと口に出す人が多い割にやらない人が多すぎて比較的競争率が低い。

もし海外で働いてみたい、実力がないけれど駐在員になってみたいと思っている方がいたら、まず簡単な【行動】から始めてみるといいと思う。

個人的なオススメは今働きながら週末などを利用して実際に海外旅行の数を増やして発信していく。

国際交流コミュニティや県や自治体などの国際交流センターなどに顔を出してボランティアをして認知してもらうなどが一番のオススメかと思う。

自分の出来る範囲で飛び出せそうな材料が整ったら飛び出してみる。決してリスクを負った一世一代の賭けをやろうと言っているわけではないのでそこのところ注意していただきたい。

・・・

まぁ、そんなこんなでひょんなことから駐在員になった先はミャンマーはヤンゴン。

プロジェクトの主なものは無電化村の電化などである。

電気のない村に太陽光パネルを設置した際

電気のない村に太陽光パネルを設置した際

決して楽ばかりではなかったけれど、楽しい思い出や今後の人生に大きく影響する転職となったのは言うまでもなく、

またミャンマーでの実際の生活や活動などは別に記したいと思います。

個人的に質問やお問い合わせがあれば、ぜひ!

yuichi yamaga